MM-blog　靴、物欲ときどき、サッカー

最近はインソール（靴の中敷）売り場も大変広くなって、色々な商品が増えました。
それだけ様々な足の悩みを抱えている人が多くなったのでしょうが、
また知らない製品を試してみる楽しみも増えましたね。


私は足底筋膜炎持ちなので、そういう既に痛みや障害を持つ人には向かない上に
高価なインソールの類い、例えばプラスチックベースのものはあまり買えませんが
安いインソールの中でも、単純にソフトな素材を使ったものより
ある程度しっかりした固めのインソールの方が調子が良いと感じています。

つまり、健康な足の人でもただ単に柔らかい素材のものでは
短時間の使用なら気持ち良く感じるかも知れませんが、
ある程度の時間が経過するとインソールを使っても何の意味をもなさなくなるか、
場合によっては変なテンションを与えた事で、かえって足の疲れを増やす事もあります。

そんな中で、上の写真の製品、荒川産業さんというメーカーの
「アーチフィット」というインソールはお手軽系の中ではかなり良いと思いました。
ウレタンフォームのふかふか系インソールなのですが、
かかと部分のクッションと、そして何よりかなり厚手の土踏まずのクッションが気持ち良いです。



本体はこんな形をしています。
アーチサポートのウレタンパッドは最大で13mmの厚さがあります。
ハードなアーチサポートではないので、アーチが低下している場合の矯正にはなりませんが、
ソフトな分、サイズは厳格ではありませんので、
土踏まずの長さ（内踏まず長）をあまり選ばず幅広い人に対応します。

横アーチ（指の骨の付け根部分）のパッドはほとんどありませんので、
底マメ等に悩んでいる方にはあまり意味がないかもしれません。
つま先部分はかなりスリムな薄型ですので、靴にはほとんど影響しないと思います。
「アーチフィット」といっても縦アーチのサポートに特化した商品でしょう。

踵には浅いながらヒールカップがあり、中心にはウレタンパッドが挟まれています。
かかとが疲れ易い方にも良いのではないでしょうか。

ですので、パンプス等を履くと足が疲れ易い、という方にはもってこいの商品だと思います。

表面全体はマイクロファイバーで被われていて、
サラッとした肌触りが気持ち良く、また滑りにくくなっています。



最大の問題は、この商品のコンセプトが
疲れ易くてもヒールのあるパンプス、ブーツを履きたい人向け、
という点です。
男性用はもちろん、女性用でもローファー等のカジュアルシューズ用がないのです。
私の場合、ブーツでも結構たっぷりとした幅のものが多いので
（ムートンブーツとかcrocsのナディアとか）これらには細すぎて使えないのが残念です。
かなり華奢な靴を想定して細めに作られたインソールなので、
（サイズＭで最大幅77mm程度）
crocsだと細身のジュノーやシルバーフォックスでも幅が足りません。

大きめの靴に入れると、インソールのリム部分に足裏が当たって痛くなります。
こんなに気持ち良いインソールなのに、パンプス限定なのはもったいないですね。

仕方ないので、
人工筋肉SORBOを使った定番のソルボ ヒールカップもリピートしました（笑）。


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