物欲ブログです。主に靴や鉄道旅行、サッカー、Mac、iPod…の情報・話題など パナマハットの良い点と麦わら帽子
時々、パナマハット(パナマ帽)の記事を探して来られる方がいらっしゃいます。
特に最近は、日除けが必要な時期となっているので、毎日のように来られています。
で、以前パナマ帽について記事を書いた時に貼らせて頂いた、ショップの
リンクがまだ有効かどうかチェックした時に、楽天でちょっと不満なものを見つけました。
パナマ帽子のような形の麦わら帽子、あるいはペーパー素材の帽子を
「パナマハット」と言って、低価格で販売しているショップがいくつかありました。
うーん、本パナマはパナマ草でなきゃパナマ帽とは言わないよなぁ…
なーーんて事を言うつもりは毛頭ありませんが、でもせめて
パナマハット呼ばわりするのは、編んで作った帽子だけにして欲しいなぁ、と思います。
私的には、パナマの良い所は柔らかな素材をカゴのように編んで作ったところにあると思うので。
前にも登場した、私が去年オーダーした安いパナマ帽です。
先程トップに載せたのが、いわゆる麦わら帽タイプの帽子です。カンカン帽もこのタイプ。
あれは、麦わらや紙、ビニールテープを編んでひも状にし、
その紐をぐるぐると巻いて縫って留め、帽子の形に作ります。
上のパナマ帽との違いがお判りでしょうか。
拡大してみましょう。
麦わら帽はとぐろを巻いているように、螺旋を描いています。
こちらがパナマハットの内側です。
頭のてっぺんからスタートし、全体が平らに編まれています。
写真の下の方を見て頂くと見やすいかと思いますが、
編み目が斜めのぎざぎざになっています。これを「あじろ編み(織り)」といいます。
安いパナマハットはこの編み方の事は少ないのですが、これは3000円以下でもあじろ編みです。
この編み方の方が、タテヨコの編み方より、引っ張られたりに強く、丈夫です。
こうやって編まれたパナマ帽はとても軽く、風通しが良くて涼しいのです。
私のパナマ帽にはリボンのあたりに透かし織りが入っていますが、
これはより風通しが良くなるようにと、このタイプを選びました。
そして、平たく編んであるので、麦わらタイプによくあるあのチクチク感がありません。
巻いたヒモの端が髪に引っ掛かる事もなく、ていねいに繊維を叩いて潰してあるので
チクチクが極めて少ないのがパナマハットです。
ひもを巻いて作った低価格な「パナマハット」ではチクチクするでしょうし、重いはずです。
一度お店で本パナマハットを手に取ってみて下さい。
麦わら帽やラフィアハットとは全く違う、
羽のようなその軽さにびっくりすると思います。
【関連エントリ】
・カンカン帽(キャノチエ)が流行?
・パナマ帽子、到着!
・パナマ帽を買ったんです
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