MM-blog　靴、物欲ときどき、サッカー

クナイプのバスオイルはしかし、そういう訳で現在入手は不可能となっています。
では昔、山のように買いだめしておいたものを使っている……
訳ではもちろんなく（笑）、当たり前に海外では売られているのですね。

いつもいつも私がドイツ・オーストリアに行く時は、ほとんど空のカバンを持って出かけ、
現地でカバンにぎっしりと生活用品とコーヒー豆を買い込んで来ています。
税関で「何しに行ってるの？」と言われるぐらいに。
このクナイプのオイルと歯磨き（センソダイン）は可能な限り、必ず毎回買います。
クナイプの本国、ドイツでは日本では見かけない種類も沢山あるんですよ。


ドイツと言えば、ご存じの方も多いでしょうが、温泉が沢山あります。
日本の温泉と違ってドイツでは治療を目的とした湯治が主で、
医師がこの患者には温泉地での療養が必要と認めた場合は健康保険も適用されます。
そんな温泉地で行われている治療に「クナイプ式」というものをよく見かけます。

このバスソルトやバスオイルのクナイプなんですね。
このラベルに描かれている人物はセバスチャン・クナイプという修道士で
（昔から医学や醸造は修道院で研究されて来ました）、
自分の病を直した、水とハーブを使った治療方法を広く普及させた人です。

ですから、このクナイプのバスオイルもハーブの香りを楽しむだけでなく、
使われているそれぞれの植物にちなんだ効能を持っています。
例えば、ラベンダーは昂った神経をしずめ、リラックスさせます。
オレンジリンデンバウムは冷えた体を暖め、血行を良くします。
また、ユーカリは喉や鼻をスッキリさせますので、風邪や花粉症にお勧めです。
乾燥したお肌をしっとりすべすべにするにはカミーレ（カミツレ）、
筋肉痛や、スポーツの後の体を労るならワコルダーが良いのではないでしょうか。
こんな感じで多くのバリエーションから、その時々に応じたオイルを選べます。


ところで、上の写真のオイルはいずれも日本未発売のもの。
たまたまですが、どちらも似たようなグリーンをしています。
左はハイマツ（ラッチェンキーファー）、松の強い緑の香りがします。
体を活性化し、新陳代謝も促すような効果があるようです。

右の小さなビンは、もっとストレートな効能を持っています。
写真では読みにくいのですが、ラベルには「エァケルトゥング・バート」と書かれています。
つまり、風邪をひいた時に入る入浴剤なのです。

日本と違ってドイツでは、風邪のひき始めはお風呂にゆっくりと浸かって
体を暖めてからふかふかなベッドに潜り込んで、たっぷり寝て治すのです。
ブレンドオイルで、ユーカリやタイムのような香りがします。
メンソレの様でもあって、鼻が通りますよ（笑）。
これは２本目、思わずリピしてしまいました。



その他変わったところでは、最近ブレンドもののオイルもあります。
これは箱の写真ですが、中のオイルは小さな緑のフタが付いていました。
なんとラベンダーとオレンジのミックスです。
色も通常のラベンダーよりかなり濁った感じの赤紫です。
香りは……ううーーーん、私にはサビっぽい匂いに思えてなりません。
暖まってリラックス出来るのでしょうが、イマイチ…単一オイルの方が良いです。


これも新手の商品です。アクティブケアだそうです。
しかしピーチの香りというのに怯んでしまって、袋入りしか買えませんでした。
甘い香りの入浴剤、ダメなんですよ…


その他、クナイプブランドには入浴剤やボディウォッシュの他にも
いろいろなアイテムが（トローチやお茶、食品までも）あるのです。
とにかく、ドイツでの知名度は高いです。信頼も厚いです。
ドイツのドラッグストアでは簡単に見つかりますから、
興味がお有りの方は訪独の際はぜひ探してみてください。


・クナイプバスソルト の取り扱いショップを比べてみる 》

　　

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