物欲ブログです。主に靴や鉄道旅行、サッカー、Mac、iPod…の情報・話題など ペッカリーの手袋〜アイグナー
ペッカリーという動物をご存じでしょうか?
野生のいのブタのような動物で、中南米に暮らしています。
南米では昔から食用にされてきたともいわれている猪や豚の仲間ですが、
このペッカリーこそが、最も高級な手袋(グローブ)になるのです。
我が家ではなぜか手袋というと、このペッカリーのもの、
しかも決まってアイグナーのものが定番です。
伯父が昔からペッカリーやビキューナといった素材を好んで愛用していたせいで
私の家族はみんなペッカリーの手袋を必ず持っています。
私はもっと気楽なものや、お洒落っぽいものなど、他にも買いましたが
もちろん、やはりアイグナーのペッカリーは基本として持っています。
いままで、色々とこだわりの品々について書いてきましたが、
今回もちょっと変わった(?)こだわりの品です。
キラキラひらひらしているだけの、安っぽい「セレブ」風ファッションではなく、
本当のセレブな人達の為のファッションアイテム、ペッカリーの手袋です。
エティエンヌ・アイグナー、ドイツの有名ブランドですが、
ミュンヘンのマクシミリアン通りのお店で買ったのをお土産に貰いました。
ここマクシミリアン通りのお店では、サイズもいろいろあって、言えば出してきて貰えます。
ヨーロッパに限らず、手袋をいろいろ扱っているメーカーでは
ペッカリーを使った手袋は必ずといって良い程、置いてあります。
豚の仲間というと、固くてしっかりした革を想像するかと思いますが、
ペッカリーは確かにとても丈夫ですが、とてもとても柔らかい革です。
カーフより柔らかく、キッドより丈夫、もちっ、とした感じの(笑)感触です。
豚と同じように革の表面には3つの毛穴が並んでいて、
この為に手にそって伸縮し、暖かいのに通気性が良いということです。
現在、なにやらワシントン条約の保護動物に指定されているらしく、
ますます今後は"幻の革"として稀少価値が出て来るのでは、と思います。
見た目はかなりゴツく、野球のグローブやサッカーのキーパーグローブみたいですが、
柔らかく、はめた手で顔に触れたくなるぐらいです(変ですか? 笑)。
ペッカリー革だけで作られたグローブもありますが、多くは内側に
ウールやカシミア、ビキューナ等でライニングしたタイプであるようです。
素材は様々ですが、いずれにせよ外側が上等な革ですので、
ライニングも上等な素材を使う事が多いようです。
デンツ Dents、メローラ Merolaなどのブランドが
ペッカリーを使ったグローブの人気ブランドになります。
これらの一流メーカーのペッカリーグローブは、大変丈夫で、
手入れさえ怠らなければ、軽く10年や20年は持つといわれています。
手入れ、と言っても特別な事はありません。
軽く(決して沢山つけてはいけません)栄養クリームを塗っておけば、
あとはシーズンが終わった時に、専門店にクリーニングに出すだけです。
また、ペッカリーグローブのタイプによっては自分で洗えるものもあるようです。
縫い目がこのように表に出ている事が多いので、
もしほつれても、ちょっこちょこっと自分で縫って修理できてしまいます。
右はまだまだほぼ新品、左は10年以上使ったペッカリーです。ピカピカですね〜(笑)
しかし、げに恐ろしきはヨーロッパの老舗ブランド。
10年以上経って買って来たものは、色もデザインも全く同じ!
これが安心して使える定番商品、ということなんですね〜
普通の手袋はもう持っているし、手袋はもういいや、という人も
このペッカリーの手袋をお持ちでないなら、一つ持ってみる事をお勧めします。
ふわふわでもちもちな感触に、幸せになれますよ。
(それに冬のヨーロッパを旅行するなら、たとえジーンズやグランジな格好をしていても
ホテルのカウンター等で扱いが変わる事請け合いです。 笑)
ペッカリーの手袋 取り扱いショップを見てみる(紳士・婦人・ユニセックス)
デンツ Dents でも探せば婦人用のペッカリーグローブがあります。
ペッカリーの手袋 (レディースもの)取り扱いショップを見てみる
ペッカリーの手袋 (メンズもの)を見てみる
ChesterJefferies(チェスタージェフリー)
ペッカリーコントラストグローブ
英国王室や軍隊,衛兵などにも供給されている由緒あるブランド、
そして 「タイタニック」 や 「ロードオブザリング」 、「パイレーツオブカリビアン」
などの映画でも使用されているというチェスター・ジェフリーの ペッカリーグローブ。
DENTS デンツ ペッカリー(ビキューナライニング) グローブ BLACK
貴重なペッカリーだけではなく、繊維の宝石と言われるビキューナを
ラインニングに使用した最高級の手袋です。
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