MM-blog　靴、物欲ときどき、サッカー

今もアメリカでは営業していますが、OneShare.comなどのように
株券を美術品として、または投資としても株式売買の記念の第一歩として
一株だけを（紙の）株券として購入して手元においておこう、という会社があります。
こういった所から株券を買ったりする訳です。

日本ではこの代行を１株.comさんと言う所がしていたのですが
（現在、新規で買う事ができないようですが、
サポート業務はまだされているのかは、ちょっとわかりません）
アメリカの税務的な処理等も代行して行ってくれる分、価格が上乗せされていたので
それが惜しい！という人や、日本では扱われていない色々な会社のものも欲しい、
という人は、直接アメリカの会社から買っていたはずです。


話はピクサー株に戻りますが、２年前、ピクサー株１株に対して
ディズニー株2.3株の割合で交換される事になりましたが、
手続きが面倒だったもので、私はそれを放置していました。
もともと売買するつもりもなく、コレクションとして買ったに過ぎないのですから。
また、アップルやピクサーは年次報告書なども楽しく拝読していましたが
ディズニーは…いや、ディズニーファンとしては言い辛いのですが
あまり業績やらを見ても楽しくはなさそうだな…と思うので、興味が薄いのです。
（以前、ディズニーの社債は持っていたので、これも受け取っていましたが）

もちろん、一株売買の会社でも、
キャラクターやウォルト・ディズニーの肖像が印刷された
ディズニー株の株券は人気銘柄の一つです。
…でも、値が下がる事も多いディズニー株は、
持っていると、なんとなく心臓にも悪そうですし（笑）ね。

そして交換の際に、大事なピクサー株を渡したくはないですしね。


そうこうしているうちに２年が過ぎていたのですね。
そして、私のような人が想像以上に巷に多く居るらしく、
この度、救済措置がとられる事となった訳です。
2008年の6月20日までに手続きをすれば、ちょっと目減った
ピクサー株１株に対しディズニー株２株の割合と、
手続き代行会社の手数料（ディズニー株１株に対して3.40ドル）で
ディズニー株に交換、または時価で売却してくれるというものです。

そのお知らせが先々週から先週にかけて、日本の株主にも届いたんですね。
それが上の写真です。

もともとピクサー株２株（分割したので２倍になりました）などという
売るにもあんまりな株数しか持っていないもので、
今までは売却なんかは考えてはなかったのですが、
あれ、これ良いんじゃない？　この機に乗じて売ってしまえば…
と、この度「売却」と返事を送りました。

…アップルの株はいつも返信用の封筒を入れてくれないので
いまだに分割の手続きはしていませんが、
株主総会の返事等に入っている封筒は小さいサイズなので
郵便代110円で送れましたが
なんで、ディズニー株の手続きをしているローレル・ヒル・アドバイザリーという会社は
こんな大きな封筒で返事を送らせるんですかね。　260円かかっちゃいましたが。

そして肝心の株券ですが「紛失」とさせて頂きました。

やはり同じ気持ちのコレクター（アップルまたはMacファン）なら
株券を提出せずに紛失扱いで売却する、この方法を選ばせてくれたら
結構みんな、今回は手続きをするのではないでしょうか。
２年前にこれって選択肢にありましたっけ？

あとは問題になるのは日本人がどうやって売却した資金を受け取るか、
なのですが、全然説明がなかったので、今の段階では不明です。
まぁ、受け取れなくても、もういい気もします。　ま、いいか。



これは、なんと株式分割した時に届いた封筒。
届いた時、雨が降っていたのでちょっと右肩がしわになっていますが、
「あれー、今頃の時期に何が届いたんだろう。　まさか株券だったらどうするよ」
とか思いつつ開けたら…なんか出てますよね、上から…


ぎゃーーーーっ！　ホントに株券入ってたよ！
無事届いたから良かったものの、普通郵便で株券送って来ましたよ！
でもやっぱり濡れてちょっとシワってます…

でも、ピクサー株はごらんの通り。
「美術品として」というのもお分かりいただけるかと思います。
きれいなカラーで、ピクサー映画のキャラクターが印刷されています。

そして我々Mac好きがこの株を買う最大の理由はこれだと思います。
株券右下、バズ・ライトイヤーのすぐ上にあるサイン。

もちろん印刷ですが、スティーブ・ジョブズのサインが入っています。
アップルのCEOに返り咲いた今でも、
アップルの株券にはジョブズのサインは入っていません。

稀代のカリスマ、ジョブズのサインが入った株券はピクサーだけだったのです。