物欲ブログです。主に靴や鉄道旅行、サッカー、Mac、iPod…の情報・話題など デメルのシュトーレン
先日、ドイツのクリスマスケーキ、
"シュトーレン"についての記事を書きましたが、
ちょっと変わったシュトーレンを食べた事がありますので、
今日はその、ちょっと変わったシュトーレンについての
お話をちょっとさせて頂きます。
普通、シュトーレンといいますと、ドライフルーツやナッツのぎっしり入った
ずっしりと重く、堅い、見るからにドイツ風! というケーキなのですが、
これはちょっと見た目がコッペパンのような形で、白っぽく、ふかふかしています。
切ってみると、ふかふかというより、ポロポロと崩れやすい感じです。
小さめサイズといい、ホントに変わったシュトーレンなんですが、
トップの画像のパッケージに貼られた丸いステッカー、
オーストリア、ウィーン好きの方なら
「おお!」とピンと来られた方もいらっしゃるかと思います。
このシュトーレン、ドイツ製ではなく、
ウィーンの老舗のお菓子屋さんの「デメル Demel」のものなのです。
日本にも上陸しているメーカーなので、ご存じの方も多いかと思います。
デメルの店内です。
王宮の裏門にあたるミヒャエル門を出て、
コール・マルクトという通りを行って、すぐの所にあります。
600年の歴史を誇る、ハプスブルク家御用達のお菓子屋さんで、
有名なチョコレートケーキ、ザッハ・トルテの元祖店の一つでもあります。
日本語の標準語はNHKのアナウンサーが喋る日本語ですが、
オーストリアの標準ドイツ語は、
このデメルの女店員さん達〜デメリンネンの喋るドイツ語だとも言われています。
とりあえず、デメリンネン、いつもすっごく恐いです。
ウィーンのコーヒーショップでは、コーヒーを頼む時は
「コーヒー一つ」ではなく、「カプチーノひとつ」とか「大きいモカひとつ」と言いますが、
ついついそんな感じで、このデメルの喫茶室で
「メランジェ(カフェオーレみたいなもの)ひとつ!」と言ったら
「それでしたら、カフェでどうぞ。 当店はケーキ屋です。」と叱られました…
「……スミマセン…… えー、じゃ、ミルクの入ったコーヒーを」
ミルクたっぷりのポットと、コーヒーの入ったポットが来るので
すごすごと自作致しました。ま、ふわふわの泡は諦めましたが。
なので、ここで買い物をする時はいつも畏縮してしまいます。
クリスマスの買い物だって、なぜか縮こまって「コレ下さい」と緊張しながら買いました。
お味は、オレンジピールが効いた甘味控えめの味で、やはり見た目通り珍しい食感でした。
ドイツ・オーストリア圏のケーキには珍しく
通常のシュトーレンと違って、そんなに甘くないのです。
でも大半のオーストリア人は「甘くなくちゃケーキじゃないよ」とか言いそうですが。
良くも悪くも、シュトーレンらしからぬ上品な味わいでした。
以前、エドゥーショEDUSCHOからデメルブランドのコーヒーが発売されていました。
これを町中至る所にあるEDUSCHOで買うと、小サイズ1つで250円程度でしたから
ポイポイっと袋に放り込んでくれるだけなのですが、
デメルで買うと、あの恐い?デメリンネンがいつも
ひとつひとつ、あのデメルの包装紙で包んでリボンをかけてくれました。
私にとっての古き良きデメルの思い出です。
コーヒーのパッケージにもあのマークがついています。
「デメル 帝室・王室御用達 ウィーン」
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