物欲ブログです。主に靴や鉄道旅行、サッカー、Mac、iPod…の情報・話題など バランタインのカシミアセーター?
そろそろカシミアやキャメルのセーターを出さなきゃなー
寒くなって来ると、そんな事を考えたりするようになりますね。
私自身はずいぶん長い間、カシミア製品は新調していないな…と思っていたのですが、
そうそう、一昨年のシーズン外れに一枚、海外から取り寄せた事を思い出しました。
上の写真がそのセーターのタグの写真なんですが、
これ、不思議ですよねぇ。どなたかご存じの方、いらっしゃいますか?
以前、このサイトでもカシミアの話題として、
バランタイン・カシミアというブランドの記事を書いた事があります。
数年前までは、セーター一着が2、30万円はしていたカシミアの大御所ブランドですが
一昨年、経営権がイタリアのマーロと同じ会社に移った事で、
良くも悪くも、従来のバランタイン・カシミアのイメージから変化しました。
社名もバランタイン・スポーツ→バランタイン・カシミアと変更されていたものが、
より広いジャンルの製品展開をするということで、
2006年5月に「バランタイン」と変わったそうです。
工場自体は以前と同じスコットランドのレイセン川沿いの工場で、
やはり世界中の原毛の中の最高品質のものが、ずばん!とこのメーカーに来るのですが
デザインやコンセプトは全てイタリアが管理しているようで、
以前のバランタインの、もったりとした野暮ったさがなくなりました。
その代わりに製品も世界のファッションの流れに沿ってコンパクトになり、
薄手になったぶん、ある意味、貧相で安っぽい印象になりました。
実際にお値段もかなり安くなっていて、セーター等はカシミアでも
現地では3万円程度、日本でも4〜5万円で買える事もあるようです。
もちろん、古い顧客向けに従来のラインのものも、
英国のショップでは手に入るようですが、全体的に価格帯が下がりました。
昨年、伯母の為に取り寄せたバランタインのセーターは
確かに3万円程度だったんですが、びっくりするほど薄くなっていて、
ジョン・スメドレーのニットと変わらないほどの細い糸でした。
同じく叔母が英国土産で買って来たバランタインも同じように薄手でした。
あの高級ブランドが手の届く値段になったということで、
愛用者の裾野を広げる事にはなるのでしょうが、正直魅力は半減したと思います。
あのたっぷりした身頃の、ふっかふか、ふっくらとしたニットが
野暮だろうがなんだろうが、バランタインの良さだったのに…
ところで、2年前に私が買った、写真のタグを付けたセーターですが、
「カシミア・カンパニー」というブランドで、とてもとても安かったんです。
色とサイズが原因で売れ残って居たものだと思うのですが、それにしても安かった!
ピュア・カシミアで確か、一万円程度です。
何の変哲もないプレーンなラウンドネック(丸首)のセーターです。
カシミアの質はあまり良くない感じで、あの「ぬめり感」がなく、毛足が短いようです。
やや薄い感じもしますが、250グラム程で、そこそこの質感はあります。
……どなたか、このブランドをご存じありませんか?
英語を使ってネットで検索しても全然情報がないのです。
なんで、これ、タグに「バランタイン」って付いてるんですか!?
買った時もカシミア・カンパニー by バランタインと説明されていましたが、
不思議で不思議で、ホンマかいな、と思って取り寄せたというのが半分です。
昔のバランタインの製品とも、現在のバランタインの製品とも違う質感のモノなのです。
デザインは確かに以前のヤボったい正統派スコットランド製品風、
でも風合いは昔のバランタインのようなとろけそうなものでも、
今のしなやかなハイゲージニットのものでもありません。
一昨年に買ったと言う事で、確かに社名変更後なのでしょう。
ひっそりこんなセカンドラインだかアウトレットだかを展開しているんでしょうか?
バランタインのセーター(レディース)を見てみる 》
バランタインのセーター(メンズ)を見てみる 》
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