2カ月ぶりにビルケンシュトックの話題です。
このサイトでは滅多にビルケンシュトックのレビューをしないのですが、
この写真の、ボストン Bostonというビルケンでは超定番的モデルの
パピリオブランドから発売されたガーランドというデザインのものが
実は私が持っている現在唯一の「ビルケンシュトック」製品なのです。
このボストンはビルケンシュトックの定番ですので、
スムースレザーやスエード、ビルコフェルト、樹脂など様々な素材や
デザイン、カラーでバリエーションが作られています。
写真のものはビルコフェルトと呼ばれる、ウールとポリエステルを混紡し、
圧縮ウールにしたビルケンシュトック独自の素材で出来ています。
カラーは、以前販売されていたものを日本特注で再発注したものだそうです。
甲の厚さによって、ベルトで調整出来るので、脱げにくく
また、見た目にもアクセントとなって、ほっこりしたデザインがかわいいですね。
インソール(フットベッド)の材質はポルトガル産のコルクとクレープと麻で出来ていて、
足触りがよく、柔軟性と汗を吸い取る吸湿性を持つスウェードライナーが覆っています。
定番中の定番なので、レビューの数も沢山ありますので、
ボストンが気になる方は読んでみてはいかがでしょうか?
BIRKENSTOCK BOSTONビルケンシュトック ボストン の各モデルをチェックする 》BIRKENSTOCK BOSTONビルケンシュトック サンダル ボストン の口コミレビューをチェックする 》BIRKENSTOCK BOSTONビルケンシュトック サンダル ボストン(フェルト) の口コミレビューをチェックする 》………と、ひととおりご紹介が終わったところで、
このサイトでなければ書けないであろう、ディープな領域(笑)に進ませて頂きます。
健康靴、足に優しい靴のレビューをいろいろとしている割に、
そしてビルケンタイプのサンダルはいくつも持っているというのに
ビルケンシュトックの徹底レビューがないのはひとえに
持っていない、というこういう訳なんです。
いや、ホント、恐縮です。
それには理由がありまして、
以前、
ビルケンシュトック・ダボス〜室内履きのすすめというエントリで
ビルケンシュトックの製品をウチで紹介することがない理由の一つには
サイズ選びの難しさと、足の形を選ぶことが挙げられます。
例えば普段履いている靴のサイズが23.5cmの場合、
ビルケンシュトックではだいたいサイズ36〜37になります。
同様に24.0cmの場合はサイズ37〜38となります。
ところが、ビルケンの製品はずいぶんとゆとりがある事が多いので、
小さいものを選んだ方が足にあっている気がする、という話を聞く事もあります。
ボストン等ではベルトを締めて履けば良いのですが、それを皆さんされないのですね。と書いた事があります。
私は23.5cm〜24.0cmなのですが、このビルケンシュトックは38を選んでいます。
…ところが、これが私には小さいのです!
上に書いたエントリでも説明させて頂きましたが、
ビルケンシュトックの靴は親指が長い「エジプト型」の人に向いたオブリークトゥなのです。
私のような「ギリシャ型」には合いません。
しかも私は自慢じゃないですが、手の指が長く、同様に足の指も長いんです。
ビルケンシュトックのフットベット(アインラーゲン:インソール ベース部分です)は
整形外科用足型メーカーの経験によって、弱い指先の骨に余計な負担がかからないように、
また足を安定させるように、指の付け根部分に支えが作られています。
…つまりかかと部分が余っていても、足は後ろに行きません。
この写真の矢印部分が私には短いんです。だから指が当たってしまうんです。
そんな訳でこれは室内履きにしています。
とは言え、ビルケンシュトック社の製品は健康靴・サンダルのビッグネームですから、
履いた事は、ドイツも含めて何度もあるんです。
それでもじっくり長時間歩いた事もなく、なかなかレビュー記事が書けずにおりました。
……でも履き心地は知っているんです。
ずいぶん履きこんだ、汚いサンダルで申し訳ありません〜!
ALSAと書かれたこのサンダル、先程のフットベッドの写真に比べ
つま先部分の距離が長い事がお気づき頂けますでしょうか?
これはALSAというメーカー(ブランド)の製品です。
ビルケンマニアの方なら「あれ?」と思われたかもしれません。
このALSA サンダルと検索して頂くと、おそらくビルケンシュトックの公式サイトが
まず、ヒットするかと思います。日本語検索ではこれしか見つからないかもしれません。
実はこのALSA社はビルケンシュトックの系列会社なのです。
そしてビルケンのサイトの中にこんな一文を見る事が出来ます。
「1995 ・ コンフォートシューズブランド、FOOTPRINTS創立
・ アスバッハに新しい大型倉庫建設
・ Alsa社が直接発泡材を形成する技術を開発
この技術を用いBirki'sが初めて接着剤を使わないサンダルを生産」
なんと、ビルケンシュトックのBirki'sに使われているフットベッドは
このALSA社の技術を使ったものだったのです。
現在、ALSAブランドではビルキーと同じようなラインで
こんなアイテム等をリリースしているようですが、海外サイトで見ると、
多くのサイトで「ALSA&オリジナル ビルケンシュトックのフットベッド」と書かれています。
このガーデンシューズもビルケンのフットベッドと同じものが使われているんですね。
ところで、この私のサンダル、ビルケンシュトックの製品より高かったんですね…
このバックベルト付きのタイプだと20000円越えました。
アウトソールも全くビルケンのものと同じルックスです。
もちろんフットベッドの素材も同じで、同じ履き心地を得る事が出来ます。
しかし、ビルケンシュトックほどにバリエーションがないのが欠点ですね。
ボストンだと、こんなかわいいモデルも出ているんです! 欲しいです!
BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)
ボストン/ブラック×エルクホワイト 【足の障害・靴選び関連エントリ】
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ビルケンシュトック・ダボス〜室内履きのすすめ・
ビルケンシュトックのGELATO・
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いびつな足に靴 フィン・コンフォートその他、靴・フットケア関連の記事は
こちらにまとめてあります。