MM-blog　靴、物欲ときどき、サッカー

テラプラナ Terra Planaという、英国ブランドのシューズをイギリスに注文しました。
ヴィーヴォ・ベアフット Vivo Barefootという足の健康や環境に配慮したラインの
ナッパ・レザーを使ったフラットシューズ、オデット Odetteというモデルです。

前回は品物が届きました、ということで、
ボックスやシューズバッグ等を中心にレビューしましたが、
いよいよ今回は肝心の靴について、ご報告させて頂きます。



ストラップのせいか、とても華奢な印象の靴ですが、
上の写真でお分かりの通り、しっかりとした幅を持ったコンフォートシューズです。
ソールの滑り止めはハニカム構造で、足の健康を考えてデザインされています。
つま先の赤い部分はこのシリーズのマーク、V型のハニカム（蜂の巣）になっています。


全体は柔らかなナッパレザー（ラム・レザーや山羊革を薄く削いだもの）ですが、
かかと部分はヌバックで補強されています。かかとにもVマークが。
ソールも丸くなっていますが、これも裸足に使い形にしてあるのですね。
あっ、ソールの部分にはTPのロゴが。

ドイツ靴、フィンコンフォートやFootprtntsなどでも
足の健康の為には、かかとはしっかりとホールドするものが良いとされていますが、
この靴もかかとがしっかり作られている上、
踵が脱げ難いように、ゴムでしっかりと締められています。
そんな訳で、もう、最初はとても痛くて踵が擦れて赤くなりました。
踵が深いのも、くるぶしの柔らかいところに当たるので、苦労しました。

ヒールが深いのは、どうせ中敷を入れなければ履けない足なので、良いのですが
ゴムがきつくて踵が擦れるのは、履き口をちょっと伸ばして克服しました。



次にインソールなんですが、ちゃんと手縫いの革製なんです。
凹凸が写真でお分かりいただけるでしょうか。
こんなに華奢に見えるのに、ちゃんと土踏まずが持ち上がっていて
（カットされているのではなく、カーブしているのです）、ヒールカップも作られています。


インソールの裏には樹脂が貼られています。
100% リサイクル・フォーム・フットベッドと刻印されています。


インソールがまたすごいんですよ。ヒールカップのこの深さ、お分かりいただけるでしょうか。
端に黒いものが見えていますよね？
　　　　↓

ちょっとずらしてみました。なんだか汚くなっていて申し訳アリマセン〜
実はコレ、ソルボ・ヒールカップと重ねていたのです。
お分かりですか？　
こんな華奢なバレエシューズ風のルックスで、インソールの形はしっかりと
スポーツ用のソルボ・ヒールカップとほとんど同じ形なのです！

ですので、踵のショックを軽減させる為に、ソルボを入れる事も問題ありません。

踵のゴムがきついのさえクリアすれば、本当に最高です、これ！
革の柔らかさや、すべすべした感触もいいです。
確かに裸足で居る、という事をコンセプトにした靴だと実感できます。
そして頑固な、昔ながらの手縫い。糊を極限まで減らした製法です。
使い捨てるのではなく、大事に履き続けて欲しいからとのこだわりです。



ヴィーヴォ・ベアフットのタグです。
靴を履いた時と、裸足の時の力の掛かり方などが書かれていますが、
それよりもまず、可愛いです（笑）。

サイズ選びですが、
通常より大きめのサイズを選ぶのが正解です。
このあたり、アディダスのシューズと同じ感じでしょうか。
私は23.15センチと23.5の足なので、普段は23.5〜24.0の靴を選びます。
クロックスだと、基本W7で、ヨーロッパメーカーの靴は37です。
このテラプラナのシューズでは38でジャストサイズです。


余談ですが、履き口を伸ばした方法です。
シューツリー？　いえいえ。
画期的かつ大胆な方法なので、お勧めしたくはないんですが
500mlのペットボトルを靴につっ込んで2、3日放置しました。
23.5cm〜24.0cmサイズなら可能な方法ですが…
…キャップの部分で、アッパーに変な形がつかないようにお気を付け下さい…

【関連エントリ】
・テラプラナについて
・物欲全開！TERRA PLANA DOPIE