物欲ブログです。主に靴や鉄道旅行、サッカー、Mac、iPod…の情報・話題など ローズマリーを植えてみよう
…と言っても決して難しい事ではないと思います。
なんせこの植物キラーの私が植えてるんですから。
そしてわが町の歩道の植え込みや花壇など、至る所に繁茂している所を見ると
平均的な日本の気候ならば問題なく育つのではないでしょうか。
また、先日のエントリでも書いたように我が家のローズマリー達のほとんどが
剪定の時に落とした枝や、他所から頂いた芽の切れ端から育てたものです。
ハーブの大部分は基本的に雑草ですから、ホント育て易いんですね。
〈土〉
原産が地中海沿岸なので、本来湿潤気候は苦手なはずなのですが、案外平気です。
ただ、水はけが良い方を好むので、植える土はサラッとした土の方が良いでしょう。
一般の花・野菜用の土でもいいんですが、細かな鹿沼土等を混ぜた方が良いかと思います。
鉢やプランターの底には鉢底石などを入れられるようなら入れて下さい。
アルカリ性の土壌を好みますので、石灰等を少々混ぜた方がベターです。
〈肥料〉
同様に、地中海の岩場等に自生しているので、肥えた土壌でなくても育ちます。
肥料もあまり要りませんので、最初の土作りの際に
鉢花・ハーブ用の顆粒の肥料を混ぜておくか、
植えた後、周りに同様の小粒の固形の肥料を転がしておけば、
あとは成長期なら2ヶ月に一度ぐらい、顆粒あるいは固形の肥料を
根元に触れないように株の回りに足す程度で大丈夫です。
春先と秋口ぐらいで良いとも聞きます。
花の後にお礼肥えとして追加したりもしますが、これはしなくてもいいのかな?
〈日当たり〉
やっぱり地中海産ですから日当たりの良い場所で育てて下さい。
〈水やり〉
地中海産ですから水は涸らし気味でも…の筈なんですが、
水がかれると結構しぉ〜っとなったりもします(笑)。
ま、乾いたら鉢の下から溢れる程度たっぷりやる。これぐらいで十分。
むしろやり過ぎると根腐れしますので、水やり回数は少ないかな?という感じで。
〈株を入手する〉
さて。ここが問題。 種から育てるのは困難。
ホームセンターや通販で苗を買うという手もありますが、
繁殖力旺盛なハーブの代表、ローズマリーですから、
ちょっと枝がありさえすれば簡単に増やす事が出来ます。
どなたかお知り合いで植えられている方がいらっしゃれば貰って来るのも手、
(どうせ摘心や切り戻しは必要な作業、枝はいつもどんどん涌いて来るはずです 笑)
それも無理ならスーパーのハーブコーナーで1パック買って来れば十分です。
ではこの枝からハーブティーやハーバルバス目指して増やしてみましょう!
挿し芽に必要な長さは7〜8センチ程度。 5センチぐらいでも十分根付きました。
上の写真ではハーブティーにした残りの枝で撮影したので色がアレですが(笑)。
挿し芽には元気な枝先だけを使います。
こんな感じに穂先の葉を数組残して、下半分の葉を取ってしまいます。
あまり沢山葉を残すと葉から水分が蒸散して芽が弱ってしまいます。
切り口は断面積を広くするように斜めにカットします。
この部分は切れ味の良いハサミかカッターでキレイに切って下さい。
これだけで準備完了です。
あとは粒の細かい鹿沼土等の苗床や、面倒な時はそのまんま鉢やプランターに挿します。
挿す時はまっすぐより斜めに挿した方が発根し易いようです。
後で植え替える時にまっすぐになるよう直して下さい。
発根促進剤というものもありますが、あんまり必要もないです(笑)。
ウチではその類いの物は一度も使った事がありません。
また、苗床もたいそうなモンではなく、単に発泡スチロールや果物パック等に
小さな水抜き穴を開け、土を入れる程度でOKです。
挿した後はたっぷり水をやり、根が生えて来る迄、土が乾かないように注意します。
《注意》
頒布会等でも見かけるお手軽ポット栽培、室内のキッチンガーデン用等に、
コップや鉢等に入れ、水をやるだけで植物栽培ができる
タブレット型やポット入りの養分を含んだ培養土がありますが、
あの手の土は使わないで下さい! 発根率がかなーり悪くなります。
挿し芽のポイントは、挿した芽が
「うーーん、水が欲しいよー 養分が欲しいよー」
と、なるようにして、それを得る為の根を如何に出させるかです。
挿した芽に飢餓感を与えねばなりません(笑)。
スパルタですが、根が出て来る迄は決してエサなどを与えてはいけません。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yakushi.org.uk/blog/tt-cgi2/tt_tb.cgi/268
Powered by
teeter totter Ver.2.17