物欲ブログです。主に靴や鉄道旅行、サッカー、Mac、iPod…の情報・話題など ヨーロッパ旅行・サイドローラーのススメ
最近、駅や街中でキャリーバッグ(サイドローラー、ピギーバッグ)を
引いている人を多く見かけます。
飛行機ならともかく、狭い新幹線の中などどういう状況になっているのか心配です。
東北系や上越系の列車ならともかく、東海道・山陽系は
荷物置き場が頭上の棚以外にはないので、皆さん足元に置いていらっしゃるのでしょうか。
まあ、こんな所で心配してもしょうがないんですけれど。
私も例に漏れず、3つほどキャリーバッグを持っています。
1つを除いて共通するのがいずれも頑丈で、かつソフトラゲージ、
そして何より車輪部分のサイズの大きいものだということです。
その理由は、わたしがこれらを使う時のほとんどがヨーロッパの個人・周遊旅行だからです。
ではヨーロッパに個人で周遊旅行という目的ならどんなラゲージが良いのか、
私のお勧めを挙げさせて頂きます。
●まずは丈夫な事。
海外ですから多少乱暴な扱いになることもありますから、丈夫でなければなりません。
ですから最近国内旅行で見かけるプラスチックのパーツを使っているようなヤワなものは×です。
旅先では意外にキャリーは酷使されます。金属部品ですら破損も珍しくありません。
お土産でどんどん重みは増して行きます。
旅先でバッグがそれこそお荷物になったら目も当てられません。
●次にソフトラゲージの方がお勧めです。
長期の旅行になると荷物の重量とサイズを小さく抑えたい。
となるとバッグ自体が重く、
容量に比べてサイズが大きくなりがちなハードラゲージは避けたい。
もちろん安全性では劣りますが、
そもそも私はさほど高価なものも入れませんし、割れ物も入れません。
ソフトラゲージだと、荷物が増えた時に半開きで持ってもOKですし(笑)。
駅での運搬や列車への持ち込みを考えても重くて大きいハードラゲージはお勧めできません。
特にユーロスターやTGVでは車内のスペースに余裕が少なめです。
また、地方の駅や旧東欧の駅に行くと、まだまだ階段のみで
エレベーターやエスカレーターが無い事も少なくありません。
ホームから列車へ上がる時も急な階段を3、4段上がらねばなりません。
もちろん周りの人も手助けしてくれるでしょうが、停車時間も限られています。
乗り遅れたり、迷惑にならない為にも軽量小型のバッグの方がいいかと思います。
タクシーでも大きなトランクは嫌がられます。
小さなホテルやペンションではやはりエレベーターが無い事もあります。
結局、防犯面での安心や堅牢性を多少犠牲にしても、
こじ開けられにくく大きいハードなトランクよりソフトラゲージの方がお勧めです。
盗難予防にはチェーンロックで列車の座席の手すりなどに繋いでおくと、
ずいぶん効果があります。
●最後に私が最もこだわっている所、大きく厚い車輪があることです。
小さな車輪がバッグの底に半分ほど埋め込まれた、
おしゃれでスマートなキャリ−が多いので、
これは見つけるのにちょっと苦労します。
あなたが行かれるのがパリやロンドン等の大都市ならここは飛ばして考えて頂いても結構です。
ただ、あなたの旅の目的地がドイツやオーストリア、
(中小の都市ならば、ですが。ベルリンなどや新都市では関係無いかもしれません)
またはフランスの地方都市なら大きな車輪は必須です。
私が行くのはドイツ西南部の小さな古い街が多く、
また、ウィーン等の比較的大きな町でも
ホテルは情緒豊かな旧都市部分に取ることが多いのですが
そういう場合、かなりの確立で周囲は「石畳」なんですね。
この石畳対策に大きな車輪が必要になるんです。
石畳ぐらい平気でしょ、と思うなかれ、これが結構石と石の間が広く、深いのです。
ここにキャリーバッグやスーツケースのキャスターが挟まって
立ち往生しているのをよく見かけます。
結局皆さん腕力にモノを言わせて、持ち上げて運ぶことにされています。
腕力自慢で10〜20キロの重さの荷物を数百メートル運搬するのは平気という方や
雰囲気の良いクラシックホテルより郊外のビジネスホテルの方が好きという方、
そんな方はどんな旅行かばんでも問題ありません。
でもそんな方以外はフリー旅行の際、大きめ車輪をお勧めします。
結構旧市街には車両乗り入れ禁止個所も多く、
ホテルの前までタクシーで行けないことも多いんです。
おまけに大きな車輪の方が早く速く歩けるのもメリットです。
ちょっと急ぐ時や距離を歩く時、遅いキャリーはイライラしますから、
歩くことが多い方はこの点でも大きめ車輪が有効です。
よほどがっちりした車輪部でないと、かばん本体から飛び出ていると
強度の面で問題も出ますので、少々無骨でも太めパイプのものが良いでしょう。
バックパックだと入りづらいホテルにも、そこそこ安宿にも入れるのも
キャリーバッグタイプの旅行の利点です。
そんな訳で、いつも旅行にはコレにこだわっています。
もしこんなカバン見つからないよ!
と言う場合はキャリーカートとセットになったタイプのバッグか
または普通にバッグ+カートでも良いと思います。
長文、お疲れ様でした!
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追加:
その後、アメリカでもレンガの石畳や段差で結構苦労するという
強力な情報頂きました! ありがとうございました!
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身体障害なので旅行、買い物などの荷物の運搬にいつも苦労します。とくにはしご段の段差に苦労しています。軽くてはしご段も楽に上り下りできるものは、また日常気楽に使える製品を探しています。どなたか情報をお寄せください。
投稿者 安藤知子 : 2006年9月26日 12:26