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今日は世間一般的にはひな祭り、桃の節句。
で、スーパーに行っても甘酒が沢山売られていましたし、
テレビでも「甘酒飲みました〜」なんて言っています。
本来、ひな祭りと言ったら「白酒」なんでしょうが、あれは本気にアルコールなので
子供達が飲むにはマズいだろうと、甘酒になったんでしょうか?
白酒はすっかり姿を見なくなりましたね。
白酒は米麹やもち米・米、そして焼酎を熟成後すりつぶし、練った日本のリキュールです。
よく、甘酒は「酒粕で作るもの」と書かれていますが、
これも米と麹をアルコール発酵させて作るものが結構多いと思われます。
この発酵の過程でデンプンが糖になり甘味が出る訳です。
私はこちらの製法の物が好きなのですが、
最近天野屋の物が入手出来ないので酒粕による自家製甘酒で我慢しています。
我慢…とはいえ、かなり本気が入っちゃっている気もしますが…(笑)
エントリにはしていませんが、今年も酒造り&酒粕シーズンに
3、4回、酒どころに酒粕を求めてショートトリップ致しました。
今では大手メーカー等では一年中、日本酒は作られているのですが、
やはり良いお酒は寒造り、ということもあって、酒粕は冬の風物詩です。
お酒造りの盛んな地方では冬になるとあちらこちらに「酒粕」の看板を見かけます。
某メーカーさんの方のお話によると、
冬は酒粕の販売を考慮してしっかり搾らずに加減しているのか、
酒粕がふっくらとしている気がする…との事です。なーるほど。
で、今日はせっかくの桃の節句なので、とっておきの酒粕を使ってみました。
大手メーカー、菊正宗の看板商品、今もなお手造り・寒造りされている「嘉宝」の酒粕です。
このお酒は聞く所によると年3000本しか造られない、ぜいたくに米粒を残したお酒で、
この酒粕も大吟醸用に研ぎに研がれた山田錦の粒がぎっしりと残っています。
板粕とも、粕汁用のとろりとした酒粕とも違って、「こぼれ梅」のような状態です。
これで造った甘酒は独特のプツプツとした食感と上品な香りと味が特徴的です。
写真ではちょっと分かりにくいですか? 酒粕をケチったから澄んでますね(苦笑)。
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